INFORMATION
ディスペンサのナカリキッドコントロールTOP > Information > 6 - ディスペンサ導入のメリット 効率化される作業と製品のクオリティについて

ディスペンサ導入のメリット 効率化される作業と製品のクオリティについて

ディスペンサの導入

液体を正確に計量し、ターゲットに吐出するディスペンサ。
自動車をはじめ、電子部品、家電、住宅建材、航空機器などのさまざまな製造業で用いられるディスペンサは、手作業では困難で精度が求められる計量や塗布作業を行い、大量生産や作業時間短縮など業務の効率化に活用されています。
今回は、ディスペンサを導入するメリットやディスペンサを使用した製品のクオリティについてご紹介します。

ディスペンサ導入のメリット

導入するメリット

ディスペンサを導入することによって、製造時のどのような場面で役立つのでしょうか?
ディスペンサを使用することで正確に液体を計量するだけではなく、2液の液体を均一に混合する、ばらつきが少ない吐出などさまざまなメリットがあります。
こちらでは、ディスペンサを使用するメリットの一部をご紹介します。

精密な計量

手作業による計量の場合、毎回均一に液体を計量することは難しく、量の誤差によるばらつきが生じてしまいますが、ディスペンサはポンプによる液体を正確に計量する機能が備わっているため、手作業よりも精密な液体の計量が可能です。

2液の混合

2液の液体を使用する場合、液体の性能を発揮するために、決められた混合比率(例、主剤1:硬化剤1)で混合する必要があります。
手作業で行うと、混合の度に主剤と硬化剤を混合比率に合わせて計量する手間がかかり、また混合時にムラが生じることがありますが、ディスペンサで主剤と硬化剤をそれぞれ混合比率通りに計量し、計量した主剤と硬化剤をミキサでムラなく攪拌することで、2液の液体を均一に混合します。

定量吐出

ディスペンサは吐出量を正確に制御します。
例えば大量生産を行う部品に対して吐出する場合、手作業で行うと吐出の度に量のばらつきが発生してしまう可能性がありますが、ディスペンサで正確に計量された液体を吐出することで、手作業よりもばらつきが少ない吐出が可能です。

作業時間短縮

手作業で計量・混合・吐出の一連の作業を行うと、一つの作業に手間がかかったり、ミスが生じないよう慎重に行ったりなどして作業に時間がかかってしまいます。
ディスペンサはそれら一連の作業を正確に行う装置であり、手作業で行うよりも作業にかかる手間や時間を削減することができます。

安全性

使用する樹脂によっては触れることにより炎症などを起こす場合がありますが、ディスペンサを使用することで、計量や吐出を手作業で行う必要はありませんので、樹脂に触れたり付着したりするリスクを減らすことができます。

製品のクオリティについて

ディスペンサを使った場合

ディスペンサは、電子部品などへのポッティングや、樹脂を部品と基板の隙間に浸透させるアンダーフィルなど、さまざまな塗布作業に対応が可能です。
電子部品や基板の多くは小型であり、手作業で塗布作業を行うには困難なことが多くありますが、ディスペンサで手作業では困難な小型の部品への塗布作業を高精度に行うことにより、手作業よりもクオリティが高い仕上がりを実現します。

おわりに

今回はディスペンサ導入のメリットについてご説明いたしました。
ディスペンサ導入のメリットには、正確に液体を計量するだけではなく、2液の液体を均一に混合する、ばらつきが少ない吐出などが挙げられます。
また、ポッティングやアンダーフィルなどのさまざまな塗布方法に対応することができ、電子部品や基板など手作業で塗布作業を行うには困難な部品にも、高精度に塗布をすることができます。
もし、塗布作業に関してお困りであれば、ぜひディスペンサの導入を検討してみてはいかがでしょうか?